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隣の芝生は青く見える

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独身が陥りがちな「比較」と「劣等感」

婚活中の人にとって、「隣の芝生」は常に青く見えるものだ。本当に青々としてるように見えるから不思議である。

特にアラサーやアラフォーになると、周囲に家庭を持っている人や恋人と一緒にいる人が増えてくる。独身は自分だけなんじゃないかと錯覚してしまう。

職場や買い物に行った先で家族連れやカップルを目にすると、「羨ましい」「自分もあんな風になりたい」と思ってしまうことは少なくないだろう。都会は周囲にレジャー施設や自分の時間を過ごす場所が有り余るほどあるが、地方ではかなり少なくなる。そうなると、仕方なく同じ施設に行くことになるので、知っている人に会う確率も高くなり行き場のない感覚に襲われる。

「自分はなぜ独りなんだろう」

「自分に何が足りないんだろう」

「どうしてあの人にはパートナーがいるのに、自分にはいないんだろう」

こうした思いが募ると、自分に自信を持てなくなり、婚活そのものに対して消極的になってしまう。

今回は、アラサー・アラフォーの独身者が「隣の芝は青く見える」現象に陥る原因や心理、そしてそれを乗り越える方法について、データを交えながら考察していく。

レッツゴー!

1. データで見る「隣の芝が青く見える」心理

「隣の芝は青く見える」という現象は、決して珍しいことではない。

実際に、未婚者が既婚者や恋人を持っている人を羨ましく感じる状況について、いくつかのデータを見てみよう。

● 未婚者が感じる「劣等感」のデータ

ある調査によると、30代・40代の未婚者の約60%が「家庭を持っている人を見ると羨ましい」と感じたことがあると回答している。

また、未婚者の約70%が「恋人や配偶者を持っている人を見ると、自分に何か欠けているのではないかと感じる」と答えている。

特に多かったのは次のような回答である:

  • 「自分に魅力がないから恋人ができないのではないか」
  • 「経済力がないから結婚できないのではないか」
  • 「性格に問題があるからうまくいかないのではないか」

このように、未婚者の多くが「他者と比較して自分を過小評価する」傾向があることがわかる。

● 幸福度に関するデータ

さらに興味深いデータがある。

既婚者と未婚者の「幸福度」に関する調査では、既婚者の方が未婚者よりも「幸福度が高い」と回答する割合が高いことがわかっている。

  • 既婚者の約75%が「自分は幸せである」と感じている
  • 未婚者の「自分は幸せである」と感じている割合は約45%

一方で、離婚経験者の幸福度は低く、再婚者になると再び幸福度が上がる傾向もある。

このデータを見ると、婚姻関係にあることが必ずしも「幸福」と直結するわけではないことがわかる。しかし、「周りが幸せそうに見える」という心理的な効果は大きく影響しているのだ。

2. 「隣の芝が青く見える」原因は比較心理にある

では、なぜ人は他人と自分を比べてしまうのだろうか。

それは、人間の脳が持つ「比較心理」が関係している。

● 比較心理とは

「比較心理」とは、人間が自分の立場や状況を他者と比べて判断しようとする心理である。

これは進化の過程で培われた本能でもある。

人間は集団生活を営む生き物であり、他者との関係性の中で生き延びてきた。そのため、「他者と比較すること」で自分の立ち位置を確認し、安全を確保しようとする。

しかし、この比較心理が現代社会では「負の作用」として働いてしまうことがある。

特にSNSが普及してからは、他者の「幸せそうな瞬間」が可視化されやすくなった。Instagramを見れば幸せそうな写真が流れてくるからだ。

  • 友人の結婚報告
  • 旅行先での幸せそうな写真
  • 子供の成長記録

こうした「幸せの瞬間」を目にすることで、「自分はそこにいない」と感じてしまうのだ。

3. 「自分に自信がない」と婚活はうまくいかない

隣の芝を見て「羨ましい」と感じてしまうと、自然と自分に自信が持てなくなる。羨ましいと感じて自分もあんなふうになりたいと行動している人は、おそらく早々に結婚しているだろう。

婚活において自信が持てないことは、非常に大きなハンデとなる。

「かっこいいから彼女がいるんだ」

「お金持ちだから結婚できたんだ」

こんな風に皮肉を言っても、何も始まらない。

自分に自信を持てないままでは、相手に好意を持ってもらうことも難しくなる。

なぜなら、「自分はどうせダメだろう」という雰囲気は相手にも伝わってしまうからだ。

自信を持てない原因は、「他人と比較していること」にある。

「隣の芝生は隣の芝生」――それを意識することが、婚活を成功させる第一歩になる。

4. 「自分の芝生を育てる」ことが大切

では、どうすれば「隣の芝が青く見える」現象を克服できるのだろうか。

答えはシンプルである。

「自分の芝生を育てること」

  • 自分を磨く
  • 自分が好きなことを見つける
  • 自分の長所を知る

自分自身を大切にし、成長させることで「自分はこれでいい」と思えるようになる。

他人の芝生を見て「羨ましい」と感じるのではなく、自分の芝生に目を向けて丁寧に手入れをする。

自分に自信を持てれば、自然と魅力が増し、異性にも好かれやすくなる。

オンマユ

隣の芝生に水やりしてもしょうがないじゃない。

5. まとめ

隣の芝生は、常に青く見える。

しかし、それを羨ましいと思い続ける限り、自分の芝生が青くなることはない。

他人と比較して劣等感を抱くのではなく、自分の人生に集中することが大切である。

「隣の芝生を見る」のではなく、「自分の芝生を手入れする」。

それが婚活を成功させ、最終的に「自分自身の幸せ」を手に入れることになるのだから。

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この記事を書いた人

島根出身。幼稚園から社会人になるまで極度のあがり症で女性と話すことがほぼない生活を送る。社会人になってから数人の女性とお付き合いする。
成人してから親のスネを10年間かじり(学生時代と20代に一人暮らしを計4年間経験)何不自由ない生活を送る。さすがにこのままでは結婚できないと思い30歳から婚活を始め、36歳で婚約するが婚約破棄され3年間暗闇を彷徨う。その間、3年間一人暮らしをする。結婚を諦めかけた39歳の時に女神が現れ交際半年で結婚する。現在は、妻の実家でマスオになり育児に奮闘しながら細々と暮らしている。
アラサー・アラフォーで婚活をしている方へ生活を豊かにしながら結婚できるよう情報発信していく。
ブログトップのしめ縄は、出雲大社(縁結びの神様)の象徴。

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