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💵相手のお金が気になるなら

——年収より「資産」を見よう

婚活の現場で「年収はいくら?」は定番の話題だ。だが、お金の“実力”は年収だけでは測れない。
会社経営者が節税や再投資のために役員報酬を低く設定していたり、資産を持ちながら年収は控えめな人もいる。
一方で年収が高くても、固定費や浪費で資産が積み上がらないケースは珍しくない。
だからこそ、年収より「資産」と、その資産を作る習慣を見る視点を持とう。

レッツゴー!

目次

「年収」と「資産」は何が違う?

観点年収(フロー)資産(ストック)
意味1年間に入ってくるお金の量今持っている貯蓄・投資・不動産などの合計価値
ブレやすさ転職・業績で上下しやすい時間と習慣で積み上がりやすい(同時に市場変動の影響も受ける)
評価の落とし穴高収入でも支出が大きいと残らない見た目に出にくく、謙虚な生活に見える
婚活での見分け方毎月のキャッシュフローの安定度を推測長期の安心感・非常時の余剰金を推測

結婚生活に必要なのは、毎月の回す力(フロー)積み上がった余力(ストック)の両輪。どちらか一方だけでは不安定になりやすい。

「年収では見えないお金の実相」――こんなケースがある

  • 経営者・フリーランス:役員報酬や事業所得を意図的に低くし、事業に再投資。年収は低めだが会社の内部留保や運転資金、金融資産を厚く持つ。
  • 堅実な給与所得者:年収は400〜500万円でも、固定費を削り毎月の自動積立を継続。気づけば純金融資産が1,000万円超。
  • 高年収・浪費型:年収800〜1,000万円でも、住宅・車・教育の固定費を前倒しで肥大化。ボーナス頼みで手元資産は薄い
  • 資産承継:本人の年収は平均的でも、実家からの生前贈与・相続で金融資産や不動産を保有。

さりげなく「資産体質」を見極める10の観察ポイント

  1. 服装は清潔・実用的:ロゴ控えめ、ファストファッションを上手に使う(見栄の消費をしない)。
  2. 持ち物が少ない:同じ用途の物が重複しない。家や車も「過不足なし」。
  3. 部屋がシンプル:床が見える、収納に余白がある。衝動買いの痕跡が少ない。
  4. 支払いが仕組み化:固定費は年/半期払いで割安化、投資は自動積立。
  5. 休日の使い方が地味に豊か:無料/安価で楽しむ引き出しが多い(公園・図書館・散歩・自炊)。
  6. 家電・家具が「最適解」:必要十分で寿命を使い切る。買い替えに計画性。
  7. お金の話の温度感:自慢しないが、質問には淡々と数字で答える。
  8. 保険・通信を定期見直し:古い契約を放置しない。無駄なサブスクがない。
  9. 食のバランス:全部自炊でも全部外食でもなく、中庸のコスパ志向。
  10. 将来のイベントに備え:冠婚葬祭・家電故障・車検等の「特別費」積立がある。

これらは「傾向」。当てはまる=金持ち確定ではないが、資産を作れる生活設計の有無は見えやすい。

「実家を見ればわかる」――背景から読み取れること

実家訪問は相手の人格を測る場ではないが、金銭感覚の源流は垣間見える。家の広さや豪華さより、整頓・修繕・物の扱いに注目したい。
ものを長く使う文化、無理のない暮らし方、親族の助け合いが見えれば、将来の資産形成にも良い影響がある。
また、相手が親族のお金との距離感をどうとるか(頼りすぎない/感謝して自立)も重要なポイントだ。

会話テンプレ:「年収いくら?」よりも、こう聞く

  • 「サブスクって、どれくらい使ってます?」 → 管理力を見ることができる
  • 「貯蓄ってなかなかすぐには貯まらないですよね」 → 仕組み化の有無。資産が増える習慣
  • 「最近投資が流行ってますけどやってます? 」 → リスク感度と長期志向。
  • 「急な出費(家電故障とか)って、どう備えてます?」 → 生活防衛費・特別費の積立の有無。レジリエンス

いきなり資産額を問い詰めるのはNG。設計と習慣から入ると自然で嫌味がない。

「資産1,000万円はそれなりにいる」という感覚と、外見ギャップ

純金融資産1,000万円に到達する人は、年代によっては珍しくない。だが外見に出にくい。むしろファストファッション、普通の賃貸、物が少ない暮らし――どこにでもいる感じに見えることが多い。
逆に、ハイブランドや大型車で着飾っていても、貯蓄ゼロの可能性はある。見た目と資産は相関しないと心得よう。

「あなたは何を望むのか」を決める――基準の言語化

志向求める相手像確認したい具体要注意ポイント
「本当のお金持ち」と結婚資産多い/固定費に慎重/見栄を張らない先取り貯蓄率・投資方針・固定費の上限質素でもケチではないか、価値観の合致
「上場企業・年収1,000万円」と結婚高収入/多忙/福利厚生が厚い残業・転勤/家事分担/将来の働き方高収入=高可処分ではない(固定費拡大)
「年収400万円でも堅実」の可能性に賭ける倹約・積立・生活設計が上手い家計の可視化/借金の有無/保険と通信の最適化節度と我慢のバランス、楽しみ方の共有

正解は一つではない。あなたの価値観・暮らしの優先順位を言語化し、相手とすり合わせることが大切だ。

レッドフラッグとグリーンフラッグ

  • NG:クレカのリボ払い常用、家賃更新や税金を毎回ギリギリで支払う、サブスクの解約放置。
  • NG:「ボーナスで埋める」が口癖、貯蓄額・保険内容を全く把握していない。
  • OK:固定費は2年に1回見直す、特別費の年割積立、緊急予備費3〜6か月分。
  • OK:投資は自動積立で淡々と、住居費は手取りの25〜30%に収める。

静かな部屋の価値

初めて相手の部屋を訪ねた日、驚いた。

広くはないのに、空気が澄んでいる。床に物がない。
キッチンには必要な道具が整い、冷蔵庫には数日の献立が見えるだけの食材。
彼は言った。「物が少ないと、時間もお金も迷子になりにくいんだ」。
その瞬間、私は数字の向こうにある暮らしの設計を見た気がした。

こんな風な人がいると結構いいんじゃないかと思う。InstagramやTikTokで見るシンプルな家の人は割と裕福に見えるのではないのだろうか。

誠実に踏み込むためのステップ(交際〜婚約期)

  1. 価値観の共有:住居費の上限・車の要否・教育費の方針・貯蓄率を話す。
  2. 可視化:家計アプリやスプレッドシートで「固定費」「特別費」「積立」を見える化。
  3. スモールテスト:1か月だけ共同の「特別費口座」に毎週少額を入れて運用してみる。
  4. 借入の透明化:奨学金・車ローン・カード残債の有無を互いに開示するタイミングを作る。
  5. 合意形成:同棲・入籍前に家計の役割分担(支払い担当・把握担当)を決める。

まとめ

――年収で切り捨てるのは、もったいない

年収は大事だ。だが、それだけで相手を判断すると、本当の意味で豊かな相手を見落とす。
資産は静かに積み上がる。外見は地味かもしれない。部屋はシンプルで、家も普通の賃貸かもしれない。
それでも、設計と習慣がある人は強い。非常時に耐え、日常を楽しみ、未来を一緒に作っていける。
「本当のお金持ち」と結婚したいのか、「高年収」と結婚したいのか――あなたの望みを先に決める
そして、年収400万円でも資産家の可能性があることを忘れないでほしい。

数字のラベルで切り捨てるには、人生は長すぎる。

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この記事を書いた人

幼稚園から社会人になるまで極度のあがり症で女性と話すことがほぼない生活を送る。社会人になってから数人の女性とお付き合いする。
社会人から実家暮らしとなり親のスネをかじり(学生時代と20代に一人暮らしを計4年間経験)何不自由ない生活を送る。さすがにこのままでは結婚できないと思い20代後半から結婚を意識して、30歳で一度目のプロポーズをするが破綻。36歳で二度目のプロポーズで婚約するが婚約破棄され3年間路頭に迷う。結婚を諦めかけた39歳の時に私を哀れに思った女神が現れ交際半年で三度目のプローポーズをして結婚する。
しかし、結婚して9ヶ月後に私の身体にステージIIの腎臓癌が見つかり手術をして現在闘病中である。
海の見える妻の実家でマスオとなり育児に奮闘しながら暮らしている。
婚活をしている方へ生活を豊かにしながら結婚できるよう情報発信していく。
ブログトップのしめ縄は、出雲大社(縁結びの神様)の象徴。

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