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🐺オオカミおじさんとおばさん

皆さんは「オオカミ少年」の話をご存じだろう。
嘘をついて周囲を騙しているうちに、いざ本当のことを言っても誰にも信じてもらえなくなったという寓話だ。
これは子どもの頃に聞かされた教訓話として有名だが、実は大人になっても「オオカミおじさん」や「オオカミおばさん」として現実に存在している。
婚活の場で、あるいは職場で、あなた自身はそんな存在になってはいないだろうか。

目次

なぜ人は嘘をついてしまうのか

嘘をつく理由は様々だ。大きな利益を得るためにつく嘘もあれば、ほんの些細な「気にかけてほしい」という欲求からついてしまう嘘もある。
婚活や恋愛の場で特に多いのは後者だ。自分の存在を大きく見せたい、注目を集めたい、相手に興味を持ってもらいたい――そんな気持ちが先走って、つい誇張や根拠のない話をしてしまう。

しかし、その場しのぎの小さな嘘は、一時的に相手の関心を引けたとしても、長期的には確実に信頼を削ることになる。信頼を失った先に、結婚生活やパートナーシップが続くはずがない。

嘘が積み重なるとどうなるか

私の会社にいる、いわば典型的な「オオカミおじさん」がその例だ。
彼は日常的に嘘や根拠不明の話を繰り返す。どこから仕入れてきたのか不明な噂話をさも真実のように語り、周囲に自分の存在感を示そうとする。
しかし、その話のほとんどが裏付けのない与太話であるため、誰も本気にしていない。

私自身も彼に話しかけられると、「へぇ、そうなんですかー」と当たり障りのない返ししかできない。
嘘の上塗りに対して真剣に取り合うのは時間の無駄だし、何より疲れるからだ。それでも仕事上の付き合いがあるため、最低限の相槌だけでやり過ごしている。

そして不思議なことに、そういう人ほど「俺様気質」が強い。根拠のない話を盾に、自分の立場を誇示しようとする。結果として、周囲からは「信用できない人」とレッテルを貼られ、孤立していく。

婚活における「オオカミおじさん・おばさん」現象

婚活の場にも、同じような「オオカミおじさん・おばさん」は存在する。
例えばプロフィールに「年収」「趣味」「過去の恋愛経験」などを盛ってしまう。あるいは実際の会話で、自分を大きく見せようとして武勇伝を誇張したり、聞いたことをそのまま「知識」として語ったりする。

しかし婚活では、相手は「将来を共にするパートナー」としての真実を求めている。
嘘や誇張は一時的に魅力的に映るかもしれないが、交際が続けば必ず化けの皮が剥がれる。

小さな違和感の積み重ねが大きな不信感となり、「この人は信用できない」と判断されてしまうのだ。

嘘をつき続ける人の心理

なぜ人は嘘を繰り返すのか。私が考えるに、その根底には「承認欲求」がある。
誰かに気にかけてほしい、自分を見てほしい、自分を特別な存在として認めてほしい――その強い欲求が、嘘を「手っ取り早い解決法」として選ばせてしまうのだ。

しかし、これはまさに「負のループ」だ。嘘で関心を得ても、それは砂上の楼閣にすぎない。やがて崩れ落ち、信頼を失う。信頼を失えば、さらに別の嘘で取り繕おうとする。こうして「オオカミおじさん・おばさん」が誕生する。

結婚生活における「嘘」のリスク

婚活の段階で嘘をついてしまう人は、結婚後も同じように嘘を重ねる傾向がある。
例えば、収入や残業時間、休日の過ごし方、友人との付き合い――そうした日常の細部で小さな嘘を積み重ねる。
それらは一見些細に見えても、積み重なれば「この人は信用できない」という決定的な印象を生む。

結婚生活の基盤は「信頼」だ。信頼があるからこそ安心して家庭を築ける。逆に信頼を失えば、どれだけ経済的に安定していても、どれだけ外見が魅力的でも、関係は長続きしない。

「正直さ」を武器にする婚活

ではどうすれば「オオカミおじさん・おばさん」にならずに済むのか。答えはシンプルだ。
正直であること。ただし「正直」とは「自分の欠点を全てさらけ出すこと」ではない。
大切なのは、相手を欺かず、自分を偽らないことだ。

例えば収入が平均より低いなら、それをどう補う努力をしているのかを話せばいい。過去の恋愛経験が乏しいなら、その分だけ一途に相手を大切にしたいと伝えればいい。
誇張や虚勢ではなく、自分の言葉で語ることが、相手に安心感を与えるのだ。

まとめ

「オオカミ少年」の物語が示すのは、嘘を繰り返せばいずれ信頼を失うという普遍的な教訓だ。
大人になっても、その教訓は変わらない。婚活においても、結婚生活においても、信頼こそが土台であり、嘘はその土台を蝕む毒だ。

あなたは「オオカミおじさん」や「オオカミおばさん」になっていないだろうか。
些細な嘘で関心を得ようとするのではなく、正直さで信頼を積み重ねていく。
それこそが、婚活を成功させ、幸せな結婚生活を築くための最も確実な道である。

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この記事を書いた人

幼稚園から社会人になるまで極度のあがり症で女性と話すことがほぼない生活を送る。社会人になってから数人の女性とお付き合いする。
社会人から実家暮らしとなり親のスネをかじり(学生時代と20代に一人暮らしを計4年間経験)何不自由ない生活を送る。さすがにこのままでは結婚できないと思い20代後半から結婚を意識して、30歳で一度目のプロポーズをするが破綻。36歳で二度目のプロポーズで婚約するが婚約破棄され3年間路頭に迷う。結婚を諦めかけた39歳の時に私を哀れに思った女神が現れ交際半年で三度目のプローポーズをして結婚する。
しかし、結婚して9ヶ月後に私の身体にステージIIの腎臓癌が見つかり手術をして現在闘病中である。
海の見える妻の実家でマスオとなり育児に奮闘しながら暮らしている。
婚活をしている方へ生活を豊かにしながら結婚できるよう情報発信していく。
ブログトップのしめ縄は、出雲大社(縁結びの神様)の象徴。

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