口下手というハンデは本当に不利なのか?
婚活市場では「話が上手な男性」が有利だと言われがちだ。しかし本当にそうだろうか?
私はむしろ、口下手な男性の方が圧倒的に多数派ではないかと感じている。そして、その口下手を無理に克服しようとするより、現代の主要なコミュニケーション手段である「LINE」でのやり取りを工夫した方が、実際の成婚率においても有利に働くのではないだろうか。
今や「会話よりメッセージ」の時代。同棲や結婚前のやり取りのほとんどは、対面よりLINEで行われている。だからこそ、LINEで好印象を与える術を知っておくことは、婚活成功の大きな鍵になる。
では、どんなLINEをしていけばいいのか考えてみよう。
レッツゴー!
データで見る「口下手」と婚活の実態

マッチングアプリ利用者の男女1500人を対象にした調査(2024年、株式会社ネクストライフ調べ)では、以下のような結果が出ている。
- 男性の約67%が「自分は口下手だと感じている」
- 一方で「トーク力に自信がある」と回答した男性はわずか18%
- 成婚者のうち約52%が「LINEでのやりとりで関係が深まった」と回答
これらのデータから読み取れるのは、「口下手だから婚活に不利」というのは誤解であり、LINEを効果的に使えるかどうかが重要な分岐点であるということだ。
なぜLINEが婚活の鍵になるのか?
LINEは、対面や電話と比べて「思考する余裕」があるコミュニケーションツールだ。口下手な人でも、文章を見直したり、言葉を選んだりできる。しかも、感情を補うスタンプや絵文字もあるため、伝えたいことをうまく補完できる。
さらに、LINEは「継続的な関係構築」に最適なツールでもある。たとえばこんなやりとり
女性「今日も仕事忙しかった~」
男性「お疲れさま!頑張ったね。ちゃんとご飯食べた?」
女性「うん!コンビニだけど(笑)」
男性「今度、美味しいご飯ごちそうさせてよ」
女性「えーいいの?(笑)」
このやりとりの中に、「気遣い」「共感」「次のデートへの布石」といった要素が含まれている。話が上手でなくても、こうした文脈を意識することで、好印象を得ることができる。
口下手男性が取り入れるべきLINE術5選
1. 最初のメッセージは「相手に合わせた共感+質問」
例:「ゆいさん、プロフィールの旅行の写真ステキですね!沖縄は私も行ってみたいと思ってました。おすすめの場所ってありますか?」

2. 絵文字・スタンプを“1メッセージに1つまで”活用
無表情な文面より、適度に柔らかさを出すことが大切。だが、スタンプ連投は逆効果。適度なユーモアと感情表現を意識するべきである。
3. 返信速度は「即レス」より「落ち着いたテンポ」
即レスは嬉しい反面、重さを感じさせる可能性もある。相手のリズムに合わせることが、好感度を下げないコツだ。
4. 話題は「相手の関心」に寄り添う
自分の話より、相手が何を好きかに注目。ペット、カフェ、映画、旅行…興味を示せば自然と会話が続く。
5. LINEデートのお誘いは「具体的+軽やかに」
「◯日空いてたら、〇〇カフェ行ってみませんか?雰囲気よさそうで気になってて😊」のように、提案型で断りやすさも意識する。
LINEが上手な男性に共通する3つの特徴

- リアクションが適度にある(共感+肯定)
- 文章が丁寧で読みやすい(改行、句読点)
- 自分を出しすぎない、聞き役に回れる
いずれも、口頭でのトークスキルではなく、「相手を思いやる文章表現力」である。つまり、口下手でも磨くことができるスキルなのだ。
LINEを武器に変えた体験談
実際に、私の友人(30代・会社員)は、極度の口下手で女性と会話するのが苦手だった。だがLINEでは相手を気遣う丁寧なやりとりが得意で、3ヶ月のメッセージ期間を経て実際に交際へと発展。最終的に結婚まで至った。
このように、「会話が苦手=婚活が不利」とは限らない。LINEを駆使できれば、それは立派な「魅力」になる。
まとめ
口下手であることに引け目を感じる必要はない。LINEというツールは、口下手な人にとっての「翻訳機」であり、あなたの優しさや誠実さを相手に届ける手段でもある。
自分に合ったLINE術を見つけ、丁寧なメッセージで心を届けていこう。話し上手より「伝え上手」が選ばれる時代——その波に、あなたも乗っていいのだ。
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