食事のデートまでこぎつけたということは、少なくとも第一関門は突破していると考えてよい。だからこそ、その1回を無駄にせず、次に繋げるためのポイントを知っておく必要がある。この記事では、女性が「また会いたい」と思う食事デートのコツを5つ、行動心理や調査データを基に解説する。
レッツゴー!
1. 清潔感と食事マナーが最重要

マイナビウーマンの調査によれば、初デートで「もう会いたくない」と思った理由の1位は「清潔感がなかった」(約68%)である。見た目に気を使うのは最低限のマナーであり、食事中のマナーも同様である。食べる音が大きい、口を開けて咀嚼する、肘をつくなどの行為は、無意識のうちに相手を幻滅させる。
「楽しい食事」とは、美味しさだけではなく、心地よさも伴う時間である。つまり、マナー=思いやりであり、それが相手に安心感を与えるのだ。

私は男女に関わらず、食べながら話されると相手の口の中が見えて不快に感じてしまう。その人とは必要時以外は一緒に食事をしたいとは思わない、、、
2. お店選びは“共感”重視
「どこでもいいよ」はNGワードの代表である。ゼクシィの意識調査では、女性の74%が「お店選びに積極的でない男性にはがっかりする」と回答している。だが、独断で高級店を選ぶのも違う。重要なのは、女性の好みや食べたいものに共感し、提案する姿勢である。
「以前、和食が好きって言ってたよね。こんなお店どうかな?」といった提案は、相手の言葉を覚えていたという印象を残し、好感度を高める。女性は“聞いてくれていた”ことに感動するのである。
会話の中に、チャンスは転がっている。相手が好きなことや物がわかれば次の対策を考えることができるのだから。
3. 店員への態度が人間性を表す


店員への態度は、女性が密かにチェックしている重要ポイントである。感情心理学の研究によれば、人は他人への態度を“自分への将来の扱い”と無意識に結びつける傾向がある(Heider, 1958)。
つまり、店員に横柄な態度を取る男性は、自分にも同じように接する可能性があると感じてしまうのだ。逆に、店員に丁寧な対応をする姿は、「この人は周囲への配慮ができる人」と印象づけられる。
店員「お客様ご注文は何にされますか?」
男性「コーヒー!」
店員「アイスとホットがございますがいかがなさいますか?」
男性「このクソ暑いのにホットを頼むわけないだろ!」
店員「申し訳ございません。アイスコーヒーをお持ちします。」
はい、店員さんにマウントを取って謝らせたりすることを女性がかっこいいなんて思うだろうか。むしろ、横柄な人だなと思う気がする。
4. 楽しい会話は“聴き手”で決まる
共感力が問われるのは食事中の会話である。婚活に関する心理調査では、「話を否定せずに聞いてくれる人とまた会いたくなる」と答えた女性は82%にのぼる。
「へえ、そうなんだ」「それって大変だったね」といった受容的な相づちや、相手の話に質問を返す“共感的傾聴”は、相手の話す意欲を高め、場の雰囲気を良くする。自分の話よりも、相手の話に耳を傾けることが肝要である。
5. 会計時のスマートな振る舞い


お会計の場面での対応は、女性が“将来性”を測る瞬間である。「奢る・奢らない」よりも、「どう振る舞うか」に人間性がにじみ出る。
「ここは出すよ、また次お願い」と軽く言える余裕や、会計をスムーズに済ませる段取りの良さは、「安心感」や「頼りがい」を感じさせる。逆に、「割り勘でいいよね?」と確認するような態度は、ケチというより“自信のなさ”に映ってしまう場合がある。
まとめ
食事デートは「ただ食べる」場ではない。相手と心を通わせる時間であり、その中で“また会いたい”という感情を育む機会である。そのためには、以下のような細やかな配慮が求められる。
- 清潔感とマナー
- 共感を込めたお店選び
- 店員への誠実な態度
- 共感的傾聴をベースにした会話
- スマートな会計対応
これらは一見地味であるが、だからこそ他の男性と差がつくポイントでもある。「また会いたい」と思われるかどうかは、細部への“心配り”次第なのである。
※この記事は心理学・恋愛行動に関する調査データ(マイナビウーマン、ゼクシィ、Heider(1958))を参照
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