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公務員VSフリーランス|婚活市場での意外な評価差

「安定」と「自由」——婚活市場での対決構図

婚活の場で語られることの多い職業観において、「公務員」と「フリーランス」はしばしば対比される存在である。

公務員は「安定・信頼・堅実」の代名詞。

一方、フリーランスは「自由・柔軟・創造性」の象徴である。

世間的には公務員の方が婚活市場では有利だと思われがちだ。ローン審査が通りやすく、安定収入が保証され、親受けも良い。だが、近年その構図が崩れつつある。特に20代・30代の女性の間で、価値観の変化が静かに進んでいるのだ。

私は公務員女性と結婚したいと思い続けていた。なぜなら、上記のように収入が安定しており生活に困ることがないと考えていたからだ。

データが語る「公務員神話」の揺らぎ

総務省によると、地方公務員試験の受験者数はこの10年で30%以上減少。かつては倍率20倍を超えることもあったが、現在では地域によっては定員割れすら発生している。また、公務員の早期退職者数も右肩上がりで、20代での退職率が過去10年間で約1.5倍に増加したというデータもある(総務省「地方公務員の退職状況調査」2023)。

これらの数字は、「安定」そのものの価値に社会的な疑問符が付いてきている兆候だと言える。特に若年層にとって、安定は「退屈」「変化がない」「成長できない」などのネガティブイメージと表裏一体である。

私は公務員女性と結婚したいと思っていたが、妻と出会ってからは公務員の呪縛から解き放たれたのだ。妻は会社員で何なら今後フリーランスになるかもしれない状況である。

一方のフリーランスは?

フリーランスの数は年々増加している。ランサーズが発表した「フリーランス実態調査2024」によれば、日本におけるフリーランス人口は約1670万人、うち副業も含めた“広義のフリーランス”は全労働人口の25%以上を占めるという。

特筆すべきはその内訳であり、30代以下の若年層の割合が増加傾向にある点だ。これは「組織に縛られず、自分の力で人生を設計したい」という価値観の台頭を反映している。

実際、SNSやYouTubeなどで人気のフリーランスは、「好きなことで生活している」「自分の軸を持って生きている」姿が共感を呼び、多くの支持を集めている。

婚活市場における評価の実態

婚活アプリ「with」の調査(2023年)によると、女性が「将来の結婚相手として魅力を感じる職業」として最も選んだのは「安定収入がある職業」だが、同時に「生きがいを持っている」「楽しそうに働いている」という回答も上位に入っている。

興味深いのは、フリーランスのプロフィールで「やりがい」「成長」「柔軟性」をアピールしている男性は、マッチング率が平均より18%高かったという結果が出ている点である。一方、同調査では「公務員」という肩書きのみをアピールしている男性は、逆にマッチング率が平均より6%低下する傾向も見られた。

つまり、肩書きだけではなく「何をしているか」「どんな思いで働いているか」がより問われる時代になっているということだ。

女性たちの声|職業より「生き方」に惹かれる

未婚の30代友人からヒアリングした声を紹介する。

「公務員の人と付き合ったことがあるけど、話題が仕事の愚痴ばかりで退屈だった。安定よりも、ポジティブな話を共有できる人がいい」
(31歳・看護師)

「フリーランスの彼は最初こそ不安だったけど、いつも楽しそうに働いていて私も前向きになれた。収入も意外と安定していたし、尊敬できる」
(33歳・保育士)

「公務員というだけで『堅実そう』と思ってたけど、実際は消極的で変化を嫌う人が多い印象。もっとエネルギーを感じる人がいい」
(39歳・営業職)

これらの声に共通しているのは、「職業名よりも、人間性や働き方そのものを重視している」という点である。

公務員が選ばれるにはどうすべきか

公務員が婚活で不利になってきているというわけではない。ただし、「肩書き=安心材料」というだけでは戦えなくなってきているのが現実である。選ばれる公務員になるには、以下のような姿勢が重要だ。

  • 仕事に対して前向きな姿勢を持っていること
  • 趣味や学びなど、自己投資にも積極的であること
  • 変化を受け入れる柔軟性を持っていること

安定していることを「安心材料」から「成長の土台」として打ち出せれば、公務員も十分に魅力を放つことができる。

フリーランスに求められる信頼性

一方で、フリーランスにも課題はある。収入が不安定、社会的信用が低い、生活リズムが不規則などの懸念を持たれやすい。そのため、婚活においては以下のような要素が信頼構築に有効である。

  • 収入実績や仕事内容を具体的に説明できること
  • 計画性や責任感を持っていること
  • 生活の安定感をアピールできること

特に婚活プロフィールや初回の会話で、「なぜその働き方を選んでいるのか」というストーリーを持つことが鍵となる。

まとめ

婚活における「公務員VSフリーランス」という構図は、もはや一方的に公務員有利とは言い切れない時代に突入している。むしろ、それぞれの職業の中で“どんな価値観で生きているか”が、選ばれる理由になっている。

安定を武器にしたければ、その上にある人間的魅力を磨くこと。

自由を武器にしたければ、その信頼性を補完する工夫をすること。

どちらも、自分の軸を持って生きていることが最大の魅力となる。

これから婚活を進めるすべての人に問いたい。あなたの働き方は、誰かの「一緒に生きたい」と思える未来に繋がっているだろうか。

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この記事を書いた人

島根出身。幼稚園から社会人になるまで極度のあがり症で女性と話すことがほぼない生活を送る。社会人になってから数人の女性とお付き合いする。
成人してから親のスネを10年間かじり(学生時代と20代に一人暮らしを計4年間経験)何不自由ない生活を送る。さすがにこのままでは結婚できないと思い30歳から婚活を始め、36歳で婚約するが婚約破棄され3年間暗闇を彷徨う。その間、3年間一人暮らしをする。結婚を諦めかけた39歳の時に女神が現れ交際半年で結婚する。現在は、妻の実家でマスオになり育児に奮闘しながら細々と暮らしている。
アラサー・アラフォーで婚活をしている方へ生活を豊かにしながら結婚できるよう情報発信していく。
ブログトップのしめ縄は、出雲大社(縁結びの神様)の象徴。

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