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自分が特別な人だと勘違いしてしまう理由

目次

1.根拠のない「特別な自分」意識と婚活のリアル

婚活において「自分は特別な存在である」という無意識の思い込みを持っている人は少なくない。自分に自信がないと言いながらも、「いつか運命の人が現れて素敵な結婚ができるはず」「自分は普通の人とは違うから、必ず幸せになれる」という根拠のない期待を抱いている人は多い。

特にアラサー・アラフォー世代にこの傾向が強いように思える。20代までは「まだ時間があるから」と悠長に構えていても、30代に入ると周囲が結婚し始め、焦りを感じることが増える。しかし、その一方で「自分にはきっと特別な縁がある」「まだ本気を出していないだけ」という根拠のない自信が、婚活を後回しにしてしまう原因になることもある。

私もまさにその一人であった。特別美男でもなく、収入が特別高いわけでもない(つまり中の中である)にもかかわらず、「いつか理想的な女性と自然に出会って結婚するだろう」と漠然と考えていた。行動を起こさないまま時が過ぎ、気がつけば35歳。ようやく現実を受け入れ、積極的に婚活を始めたことで世間的には遅いかもしれないがやっとの思いで39歳で結婚にたどり着いたのだ。

このような「根拠のない特別感」を抱く心理は、婚活にどのような影響を与えるのか。そして、その心理をどう克服し、現実的な行動に結びつけることができるのかをデータを基に掘り下げていく。

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2. 「自分は特別」という心理の実態

多くの人が「自分は特別」だと考えている

婚活支援サービス「ゼクシィ縁結び」の調査(2023年)によると、婚活中の男女1000人に「自分は他の人よりも特別な存在であると思うか?」という質問をした結果、以下のような回答が得られた。

  • 自分は特別だと思う:42%
  • 普通だと思う:38%
  • 自分に自信がない:20%

興味深いのは、自分に自信がないと回答した人の中でも「それでもいつか素敵な人と自然に出会える」と思っている人が60%に達していた点である。結婚してこの数値を見るとだいたいみんな同じ感覚で婚活をしていたのかと不思議にすら感じる。

「根拠のない自信」が婚活に与える影響

「自分は特別である」という意識は、婚活において以下のような影響を与える。

(1) 理想が高くなる

「自分は特別だから、結婚相手も特別であるべきだ」という心理が働き、理想条件を無意識に引き上げてしまう。

  • 年収1000万円以上
  • 身長180cm以上
  • 高学歴・高収入・家柄の良さ

現実的にこれらの条件を満たす人は限られているが、「自分ならそれにふさわしい」と考えてしまう。

家柄を気にしすぎて結婚できない人は多いんじゃないかと思う。あくまで家柄であって、自分が何かを築いてきたわけではないし、何かを背負ってきたわけではないと思う。家業を継いでいたり、結婚してその家を継ぐことになってから気にすればいいんじゃないだろうか。まぁ私は一般家庭育ちなんで、そんなこと言う資格はないかも知れないがあくまで一意見として。

(2)行動を起こさない

「いつか運命の人が現れるはず」と思い込んでいるため、自ら積極的に婚活を進めようとしない。婚活パーティーやマッチングアプリへの登録を後回しにするケースも多い。

街で落とし物を拾って恋が始まる?カフェや飲み屋で隣に座った人と恋が始まる?そんなことが起こる可能性って奇跡?運命?とにかくアプリか相談所に登録した方が結婚できる確率は上がるんだ。何もしないで結婚はできない。登録してて、運命の人と街で出会ったらそれはそれで良いじゃない。

(3)不満が募る

「自分は特別な存在なのに、なぜ素敵な相手に出会えないのか」という不満が生じる。結果として婚活疲れや自己否定に繋がることもある。

不満が生じた時点で特別じゃないんだよ。現実を見た方が良いよ。

3. アラサー・アラフォー世代に根強い「夢」への執着

30代・40代になると、「いつか特別な人と出会えるはず」という夢を完全に捨てるのは難しくなる。

オンマユ

夢見る少女じゃいられない(by相川七瀬)

アラサー世代(30〜35歳)

  • 「まだ大丈夫」「周りもまだ結婚していない人がいる」と焦りが少ない
  • 夢や理想に対する期待が残っている
  • 行動を起こしていないが、漠然と「そのうち良い人が現れる」と思っている

アラフォー世代(36〜45歳)

  • 「このまま一生独身かもしれない」という現実的な焦りが強まる
  • それでも「自分には特別な縁があるはず」という幻想を持ち続ける
  • 婚活市場では不利になる年齢であることを理解していても、受け入れたくない心理が働く

オンマユの体験談

私も35歳まで「自分は特別な人間だから、焦らなくてもいずれ良い出会いがあるはず」と思っていた。しかし、結果として20代や30代前半に積極的に動かなかったことで、婚活市場では不利な立場になってしまった。35歳を迎えてようやく現実を直視し、婚活に本腰を入れたことでようやく結婚に至った。

なぜ35歳かって?34歳までは売り手市場だが、35歳になった時点で需要がなくなり売れ残りシールが貼られるのだ。婚活アプリが顕著に感じれると思う。指定されるのは34歳以下なのだから。

4. 現実を受け入れて行動を起こす

「自分は特別」という幻想を捨て、現実を受け入れて積極的に行動を起こすことが婚活成功の鍵となる。

成功へのステップ

1. 理想を現実的なものに修正する

2. 行動を優先する(マッチングアプリ・婚活イベントの活用)

3. 結果に一喜一憂しない

具体的な行動例

  • マッチングアプリで月に10人とマッチング(出会えるかどうかは、また別問題)
  • 婚活パーティーに月2回参加(会社の飲み会行くよりこっち優先)
  • 交際を断られても気にしない(20代の時みたいに悲しみに暮れている時間はない)

5. まとめ

「自分は特別だから自然に良い出会いがあるはず」という幻想を持ち続けている限り、婚活は前に進まない。理想を現実的なものに修正し、積極的に行動することで出会いのチャンスは格段に増える。

「自分は特別」という思い込みを手放し、婚活市場の現実を受け入れたとき、はじめて本当に「自分に合った人」と出会えるのではないだろうか。

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この記事を書いた人

島根出身。幼稚園から社会人になるまで極度のあがり症で女性と話すことがほぼない生活を送る。社会人になってから数人の女性とお付き合いする。
成人してから親のスネを10年間かじり(学生時代と20代に一人暮らしを計4年間経験)何不自由ない生活を送る。さすがにこのままでは結婚できないと思い30歳から婚活を始め、36歳で婚約するが婚約破棄され3年間暗闇を彷徨う。その間、3年間一人暮らしをする。結婚を諦めかけた39歳の時に女神が現れ交際半年で結婚する。現在は、妻の実家でマスオになり育児に奮闘しながら細々と暮らしている。
アラサー・アラフォーで婚活をしている方へ生活を豊かにしながら結婚できるよう情報発信していく。
ブログトップのしめ縄は、出雲大社(縁結びの神様)の象徴。

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