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「信じるものは救われる」のか?

目次

はじめに:婚活における「宗教」の重要性

婚活を進めていく中で、「相手の宗教」について考えたことはあるだろうか?私は婚活時代に苦い思いをしたので、これから婚活をしていく人に考えるきっかけになってもらえればと。
結婚相手に求める条件として、性格や価値観、年収、家庭環境などを重視する人は多いが、宗教に関して真剣に考える人は意外と少ないんじゃないかと思う。お付き合いしてても宗教の話をすることあるだろうか?日本では「信仰は個人の自由」という考え方が根付いており、宗教について話題にすること自体に抵抗を感じる人も少なくない。しかし、結婚は個人同士の結びつきだけでなく、家庭や親族、冠婚葬祭などの場面で宗教的な慣習が関わってくるため、宗教観の違いが思わぬトラブルを招く可能性があるからだ。

実際に、結婚してから「初めて相手の宗教を知った」「冠婚葬祭で相手の家のやり方に驚いた」というケースは珍しくないだろう。
この記事では、婚活において宗教をどう捉えるべきか、事前に確認しておくべきポイント、そして結婚後に生じる可能性のある宗教観の違いについて詳しく解説していく。レッツゴー!

日本における宗教の現状

日本の宗教の種類と分布

日本にはさまざまな宗教が存在しており、国民一人ひとりが異なる宗教観を持っている。

日本における主な宗教と信者数は以下の通り(文化庁「宗教年鑑」より)

宗教信者数(約)特徴・慣習
仏教3,800万人宗派が多く、葬儀や法事などに強く関わる
神道3,200万人日本独自の宗教で、初詣や神前結婚式などの慣習がある
キリスト教190万人カトリック、プロテスタント、正教会などに分かれる
新興宗教8,500万人創価学会、天理教、幸福の科学など、多様な宗派が存在

日本は伝統的に「仏教」や「神道」が広く信仰されており、これらの宗教が日常生活や行事に深く根付いている。しかし、実際には「特定の宗教を信仰していない」と考える人も多く、行事として初詣やお盆を行っているケースがほとんどだ。このように、日本人にとって宗教は「信仰」というより「習慣」の側面が強いと言えるだろう。私は仏教を信仰しているが、初詣にも行く。大半の人がこのケースではないだろうか。

また、新興宗教の信者数が非常に多いのは、同じ人物が複数の宗教を信仰している場合や、登録上の問題が関係していると考えられているそうだ。

日本人口1億2千万人に対して新興宗教を信仰している人が8,500万人いるわけないが、かなりの人数がいることだけはわかる。

仏教の宗派による違い

「仏教」と一口に言っても、実際には以下のような宗派に分かれているそうだ。

  • 浄土宗:阿弥陀仏を信仰し、「南無阿弥陀仏」の念仏を唱える
  • 浄土真宗:阿弥陀仏への信仰を重視し、死後の極楽浄土への往生を信じる
  • 曹洞宗:座禅を重要視し、「只管打坐(しかんたざ)」の修行を行う
  • 臨済宗:禅を重視し、悟りを得るための公案(問題)に取り組む
  • 日蓮宗:法華経を重視し、「南無妙法蓮華経」の唱題を行う
  • 天台宗:法華経を基盤とし、修行を重視する

同じ仏教でも宗派によって儀式や考え方が異なるため、結婚してから「相手の実家のやり方に戸惑った」というケースも多くあるそう。
例えば、浄土真宗では「戒名を付けない」という特徴があるが、曹洞宗では戒名を重要視する。このような宗派間の違いを理解しておくことで、結婚後のトラブルを避けることができるんだってさ。

結婚後に直面する「宗教」の問題

実際に結婚してから宗教の問題に直面するケースは少なくない。私は過去に付き合う時点で宗教の問題に直面している(この件に関しては別記事で)。特に次のような場面で宗教観の違いが表面化してくる。

① 結婚式の形式

  • 神前式(神道)
  • 仏前式(仏教)
  • 教会式(キリスト教)
  • 人前式(無宗教)

相手やその家族が「神前式」を希望していても、自分が無宗教だったり別の宗教を信仰していた場合、どの形式を選ぶかで意見が分かれる可能性が出てくる。相手の家庭に合わせるのか、はたまた自分の家庭に合わせるのか。

② 子どもの宗教教育

  • どの宗教で名付けをするか
  • 七五三やお宮参りなどの行事をどうするか
  • 宗教教育を受けさせるかどうか

特に、新興宗教に信仰のある家庭では、子どもへの信仰の強制を巡ってトラブルになるケースがある。これがなかなか難しい問題だと思っている。統一教会のように信仰が強すぎると大きな問題に発展しかねない。別に統一教会をどうこういうつもりはない。

③ 葬儀・法事の方法

  • 戒名を付けるかどうか
  • どの宗派で供養をするか
  • 数珠や焼香などの作法の違い

自分が無宗教であっても、配偶者やその家族が特定の宗教を信仰している場合、作法やしきたりに従わなければならない場面が出てくることは知っておいた方が良い。礼儀作法ができたに越したことはないのだから。

新興宗教への理解

新興宗教に対しては「怖い」「押し付けられるのでは」という不安を感じる人も多いと思う。おそらく大半の人は自分で調べずにイメージで不安を助長しているのではないかと思う。
新興宗教には次のようなケースがある

  • 創価学会:法華経を重視し、選挙活動への協力が求められることがある
  • エホバの証人:輸血の拒否や国家行事への不参加などの信念がある
  • 幸福の科学:霊言や宇宙人信仰を重視

これらの新興宗教が「生活にどの程度影響するのか」を理解し、冷静に判断すればいいだけである。宗教は自由なのだから。

婚活で宗教を確認する方法

婚活で宗教を確認するには、次のような聞いてみるといいかも

✅ 七五三てどこでしたの?
✅ 兄弟姉妹がいて結婚していたら、どんな(どこで)結婚式をしたの?
✅ 子どもができたらどんな風に育てていきたい?
✅ 初詣はいつもどこの神社に行くの?

まとめ

婚活において「宗教」は非常に重要なポイントになることもある。愛があっても、宗教観の違いが原因で結婚生活に影響を与える可能性がゼロではないのだから。事前に相手の宗教を確認し、自分自身がどこまで受け入れられるのかを明確にしておくことも考えておいても良いかな。

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この記事を書いた人

島根出身。幼稚園から社会人になるまで極度のあがり症で女性と話すことがほぼない生活を送る。社会人になってから数人の女性とお付き合いする。
成人してから親のスネを10年間かじり(学生時代と20代に一人暮らしを計4年間経験)何不自由ない生活を送る。さすがにこのままでは結婚できないと思い30歳から婚活を始め、36歳で婚約するが婚約破棄され3年間暗闇を彷徨う。その間、3年間一人暮らしをする。結婚を諦めかけた39歳の時に女神が現れ交際半年で結婚する。現在は、妻の実家でマスオになり育児に奮闘しながら細々と暮らしている。
アラサー・アラフォーで婚活をしている方へ生活を豊かにしながら結婚できるよう情報発信していく。
ブログトップのしめ縄は、出雲大社(縁結びの神様)の象徴。

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