婚活をしていると、気になりがちな話題のひとつが「相手の貯金額」だ。結婚を見据えた関係を築く上で、経済的な安定は重要な要素であり、相手の貯金額をどうにかして聞き出したいという心理が働くこともあるだろう。しかし、ストレートに聞くのはデリケートな話題であり、慎重なアプローチが求められる。ここでは、相手の貯金額を知る上で意識したい3つのルールについてお話しする。
相手の貯金額を知る上での3つのルール

ルール1:無理に聞き出そうとしない
相手の経済状況を把握することは確かに大切だが、直接的に「貯金はいくらあるの?」と聞くのは避けた方が賢明である。聞かれた側にとってはプレッシャーや不快感を与える可能性がある。特に交際の初期段階では、信頼関係が十分に築かれていない場合も多いため、このような質問はリスクが高い。
代わりに、以下のような自然な質問を通じて経済観念を知るヒントを得ることもできる。
これらの会話を通じて、相手の金銭感覚や将来設計について理解を深めることができるだろう。
- 「将来、家を買うことって考えてる?」
- 「資産運用とか興味ある?」
ルール2:リアクションの準備をしておく
仮に相手が貯金額について話してくれた場合、金額に対してどう反応するかをあらかじめ考えておくことが大切である。想定外に少ない場合や逆に驚くほど多い場合でも、冷静なリアクションを心がけよう。
想定より少ない場合の対応例
- 「これから一緒に貯めていけたらいいね。」
- 「今は経験にお金を使ってるってことだよね。」
想定より多い場合の対応例
- 「堅実なんだね、すごい。」
- 「将来に備えて計画的に貯めてるんだね。」
大切なのは、相手の金額そのものではなく、どのような意図でその額になったのかを理解することである。
ルール3:貯金額だけで判断しない
相手の貯金額だけでその人を判断することは避けた方が賢明である。結婚生活において大切なのは、長期的にお互いを支え合える関係を築くことだから。一時的に貯金が少なくても、将来的に経済的な安定を築ける可能性がある相手もいるということを知っておいてほしい。
また、現代では貯金よりも資産運用に力を入れている人も増えてきている。株式投資や不動産投資など、貯金とは異なる形で資産を築いている場合もあるため、単純に銀行口座の残高だけでは相手の経済状況を把握できないこともありる。私も現在は貯金より資産運用に力を入れている。
さらに、自分自身が無職になった場合でも半年から1年程度生活できる貯金があるならば、相手の貯金額にこだわる必要はないと考えている。自分の経済的な基盤がしっかりしていることで、相手に対する経済的なプレッシャーを軽減することができるのだから。
まとめ
相手の貯金額を知りたいという気持ちは自然なことだが、婚活ではその情報に過度に依存しないことが大切だと思う。無理に聞き出そうとせず、経済観念や価値観を尊重したコミュニケーションを心がけよう。相手を経済的な数値だけで判断するのではなく、お互いに支え合える関係を築くことが、幸せな結婚生活への第一歩なのだから。
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